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みんなの「 小説・ファンタジー/ホラー」ブログ


『ロードス島戦記』

2015/10/11 22:09
「……邪悪な生を享受した者にも、それなりの生き方があってもよいと思わんか?」

<あらすじ>
30年前の魔神との戦いの傷も癒え、平和の続くロードス島に、新たなる戦乱の兆しが現れ始めていた。
暗黒の島マーモの皇帝ベルドが、カノン王国を攻め滅ぼしたのだ。
しかも、彼の背後には強大な力を秘めた謎の魔女、カーラの姿があった!
その頃、辺境の村ザクソンの青年パーンは、己の正義感の赴くまま、神官のエト、ドワーフの戦士ギム、魔術師スレインらとともに、故郷の村を旅立とうとしていた。
自分の前に立ちはだかる、大いなる運命も知らずに…。
(裏表紙あらすじより)

日本の異世界ファンタジーを語る上で外せない作品です。
特に日本におけるエルフのイメージは『指輪物語』よりも『ロードス島戦記』の方が強いのではないでしょうか。
シリーズの初版から既に30年近い年月が経っていますが、今なお派生作品が発表されている息の長いシリーズでもあります。

一応の主人公はパーンやディードリットといった主人公パーティーに設定されてはいますが、ヴァリス、フレイム、マーモといった多くの国々に属する人々が動乱の中を駆け抜けていきます。
勿論作中でのパーンの活躍は英雄戦争から邪神戦争までの時代に強い影響を及ぼしていますが、後々に発表された『ロードス島伝説』や『新ロードス島戦記』に比べると群像劇としての面が強いように感じます。

『ロードス島戦記』作中では第1巻から最終巻まで15年の月日が流れていますが、過去の出来事として語られる魔神戦争を描いた『ロードス島伝説』、邪神戦争終結後のマーモ島を描いた『新ロードス島戦記』が発表されています。
また、フォーセリア世界の他の地域を舞台にした作品として『クリスタニア』シリーズや『魔法戦士リウイ』シリーズといった多数の派生作品もあります。
興味がある方はそちらも読んでみてはいかがでしょうか。

書名:ロードス島戦記
既刊:灰色の魔女、炎の魔神、火竜山の魔竜(上/下)、王たちの帰還、ロードスの聖騎士(上/下)
外伝:ハイエルフの森 ディードリット物語、黒衣の騎士
著者:水野良
出版:角川書店(1988-1993)(新装版:2013.11-2014.2)


新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)
角川書店
2013-10-31
水野 良


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水野氏がロードス島戦記を執筆するにあたって、TRPGでのセッションが非常に多用されていたようですが、この辺りは『ウルティマ』シリーズの生みの親であるリチャード・ギャリオット氏に通じるのも面白いところです。
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『ドラゴンキラーあります』

2015/03/10 20:33
「はったりばっかりだな、お前。嘘つきだ」
「口先だけで話がまとまるなら、それに越したことはないだろ」
「そういうものか」
「そういうもんだ」

<あらすじ>
俺は元軍人のココ。
時々襲ってくる戦時の記憶に悩まされつつ、しがない便利屋として暮らしている。
そんなある日出会ったのは、亡命中の皇女と護衛の女リリィだった。
リリィは竜をも素手で殺せるふざけた肉体を持つ超人・ドラゴンキラーのくせに、人を殺すのも怖がる使えないヤツで…。
規格外コンビのハードボイルドファンタジー。
第3回C・NOVELS大賞特別賞受賞作。

ハリウッド映画のスラム街でありそうな軽いノリに、生物兵器ともいうべきドラゴンキラーを交えた大国のお家騒動。

ストーリーのバックボーンとして大国マルクトの継承争いが深くかかわっているものの、全ての巻においてバロールのスラム街が舞台となります。
そのせいか、罵詈雑言に皮肉・挑発めいた言い回しが大半を占めるような科白が特徴的です。
広江礼威氏の『ブラック・ラグーン』に少しばかりファンタジー要素を混ぜ合わせたというのがしっくりくる表現でしょうか。

割と頻繁に人が死ぬ割に重くなりすぎない軽妙な作風でとても読みやすいので、海原氏の他の作品も気になるところです。

書名:ドラゴンキラーあります
シリーズ:ドラゴンキラーあります、ドラゴンキラーいっぱいあります、ドラゴンキラー売ります
著者:海原育人
出版:中公文庫(2007.07-2012.12)


ドラゴンキラーあります (C・NOVELSファンタジア)
中央公論新社
海原 育人


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『ログ・ホライズン』

2014/10/11 18:48
「けれど、もういい加減認識して欲しいことがあります。
 僕たちは、異世界にいるんです」

<あらすじ>
老舗オンラインゲーム「エルダーテイル」の世界に日本人ゲーマー3万人が閉じ込められた。
モンスターとの戦闘、味を失った食料、死ぬことのない境遇。
昨日までプレイしていた「剣と魔法の世界」が今日からの「現実」。
混乱続くエルダーテイルで、一匹狼を自負していたシロエが、旧友直継、美少女暗殺者アカツキらと、廃墟アキバから世界を変える。

発表された経緯や題材、アニメ化された時期の関係で何かと川原礫氏の『ソードアート・オンライン』と比較されることの多い作品ですが、SAOについては読んだことがないので割愛。
話を聞く限りでは同じオンラインゲームを題材としていてもかなりベクトルは違うようではありますが。

「エルダーテイル」の仕様に準じて、冒険者は死ねば大神殿で復活し、簡単な技術であっても(それこそキャベツの千切りですら)条件を満たしていなければ何もできないという世界。
単純に生存するだけであれば初心者プレイヤーであっても難しいことではありませんが、食事は何を食べても塩味のないふやけた煎餅味、一方で脱出の目途もつかないという状況で、次第に人々の心は荒んでいきます。
そのような世界の中でシロエはホームタウンであるアキバの環境改善、さらにはその先を見据えて行動していきます。

主人公のシロエからしてサポート専用職の付与術師(エンチャンター)であり、剣や魔法による直接戦闘よりも全体を俯瞰するような視点からの展開が特徴的であるような作風が強く感じられます。
それは「エルダーテイル」の世界であるセルデンシアがゲーム時代の要素を強く引き継ぎながらも全く別の「異世界」であり、主人公達の手の届かないところで度々事態が進んでいる点もそうだといえるでしょう。
コミカライズでいくつかの外伝作品が刊行されていますが、群像劇としての面が強いのでとても親和性が高いように思えます。

上下巻で刊行されている「ゲームの終わり」までは冒険者達の自治機関である円卓会議の成立、元々はNPCであった大地人達との同盟が描かれていますが、以降の作品ではギルド・記録の地平線(ログ・ホライズン)に所属するメンバーの目線で、それぞれの冒険を繰り広げていきます。
この「エルダーテイルに似た世界」の謎はまだまだ解かれていないので、ログ・ホライズンのメンバーが、そして円卓会議の面々が一堂に会し、どのように世界に挑んでいくのか、非常に楽しみな作品です。


ログ・ホライズン1 異世界のはじまり
エンターブレイン
橙乃 ままれ


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書名:ログ・ホライズン
既刊:異世界のはじまり、キャメロットの騎士たち、ゲームの終わり(上・下)、夜明けの迷い子、供贄の黄金、雲雀たちの羽ばたき
著者:橙野ままれ
出版:エンターブレイン(2011.03〜)
「小説家になろう」ログ・ホライズン:http://ncode.syosetu.com/n8725k/
橙乃ままれ OFFICIAL WEBSITE:http://mamare.net/index.html
 『海外篇 竜吼山脈』を連載中ながら、2014/10現在工事中。

アニメはやたらと眼鏡のきらめく作品です。
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『鳥姫伝』

2013/06/29 18:14
「また会おう、木よ」
「また会おう、雲よ」
「また会おう、なまけものよ」

<あらすじ>
唐代中国の静かな村庫福(クーフー)で、子供たちが謎の病に倒れた。
純朴な村の少年十牛は、助けを求めて北京へ赴き、老賢者李高(リーカオ)と出会う。
玉にきずある性格ながら、抜群の頭脳を持った彼の診断では、治療法はたったひとつ、幻の薬草しかない。
大力参と呼ばれるその薬草を捜し、李高と十牛は旅に出る。
中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううち耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった――奇想天外活幻想的な中国ファンタジイ!

中国ファンタジーは神怪小説から最近のライトノベルに至るまで数多くありますが、アメリカ人が著者という作品は他に類を見ないのではないかと思います。
著者のバリー・ヒューガート氏は元々アメリカ軍に所属していたそうですが、アジアに来た際に中国文化にはまり込み、本作を執筆したという変わった経歴を持っています。

舞台となるのは唐代の中国ですが、秦王が権勢を振るっていたり、科学と伝承が同居していたりと、史実とはかなりかけ離れた世界となっています。
このあたりは枕流亭様のコラムにて丁寧に突っ込まれていました。

ストーリーは牽牛織女の伝承を元にして、突っ込めそうなネタをとにかくいろいろと詰め込んだのだろうというところ。
本作の他にも霊玉伝、八妖伝という続刊が出ていますが、いずれも物語の黒幕が意外な人物なので、そういったどんでん返しの楽しめる方には向いている作品かと思います。

書名:鳥姫伝
シリーズ(原題):鳥姫伝(BRIDGE OF BIRDS)、霊玉伝(THE STORY OF THE STONE)、八妖伝(EIGHT SKILLED GENTLEMAN)
著者:バリー・ヒューガート(Barry Hughart)
訳:和邇桃子
出版:早川書房


鳥姫伝 (ハヤカワ文庫FT)
早川書房
バリー ヒューガート


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「阿弥陀仏」と書いて「まったくもう」「うわあ」と読ませるあたりは翻訳の和邇桃子氏のセンスでしょうか。
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『ばいばい、アース』

2013/03/03 23:16
「私は、私を試みる。そのために剣を振るってる」

<あらすじ>
地には花、空に聖星(アース)、人々は猫や蛙、鼠などさまざまなな動物のかたちを纏う。
この世界に、ラブラック=ベルはたった一人、異形のものとして生まれた。
牙も毛皮も鱗もない"のっぺらぼう"の彼女は、自分と同じ存在を探す旅に出る。
放浪者の資格を購うため、剣士となって<都市>と<外>との戦いに臨むベル。
そこで彼女を待っていたのは――。
異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作が待望の文庫化!!
(文庫版裏表紙あらすじより)

会社の方からお借りした本の紹介です。
冲方氏の作品は『マルドゥック・スクランブル』のコミカライズだけだったので、有名な方ながら小説は今回読む作品が初めてです。

特筆すべきはその独特な世界観。
獣や鳥は花として生まれ、鉱物は樹に実る世界。
登場する人々は種族ごとにウサギの耳や猫の瞳などの特徴的な姿をしています。

巨大な剣を振るう少女ラブラック=ベルが主人公だけに剣劇シーンが多く登場しますが、丁寧ながら迫力のあるシーンは圧倒されました。
剣士たちの持つ剣は音を生み出す楽器であり、使い手と感応させることで力を発揮するという設定も剣を打ち合わせるシーンを飾ることに一役買っています。

また、その独特な世界観を地の文で直接描写せず、端々から読み取れる情報を読者が集めて自分の中で組み立てていくような文章のスタイルが特徴的です。
時間を知るための時計石(オクロック)は色で時間を示し、剣士たちの持つ剣は言葉通りの意味で「成長」することなど、登場人物たちにとっての常識はとにかく徹底して説明されていないので、読む方によっては解釈が変わってくる部分も多くありそうな作品です。

書名:ばいばい、アース
著者:冲方丁
既刊:理由の少女、懐疑者と鍵、爪先立ちて望みしは、今ここに在る者
出版:角川書店(単行本:2000.12、文庫:2007.9〜2008.2)

ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)
角川書店
冲方 丁


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『獣の奏者』

2012/11/10 00:22
「娘を助けたことを、死んでまで、母が悔いているようなら、わたしは、母をそんなふうに育てたあなた方を、心から憎みます」

<あらすじ>
リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。
母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――
苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!
(文庫版T裏表紙より)

最近になって文庫版で完結編が発売された『獣の奏者』。
『守り人シリーズ』の上橋菜穂子氏らしく、世界観や主人公の生活している土地の風俗など、事細かに描かれています。

この作品は戦に用いられる闘蛇と、真王の象徴として育てられる王獣という二種類の生物が中心となって展開されていきます。
どちらもリョザ神王国の建国から飼い続けられ、飼育するための規則も古くから伝わっていますが、規則を知らないままに闘蛇と王獣に深く関わったエリンによって、誰も考えようとしなかった規則の持つ意味と、存在理由が浮き彫りになっていきます。

中心となるこの生き物たちの生態はフィクションも含まれているとはいえ、実際の生物を元にした部分も多く含まれています。
そのため色々な生き物についての知識をかじっている身としては、ところどころで先の展開が読めてしまうのは残念なところ。
特に完結編では目次の時点でかなりのネタバレになってしまうのでは、と思われます。

元々は王獣編までで完結している筈の作品でしたが、アニメ化を経て、探究編、完結編が作成されました。
現在は武本糸会氏によって漫画版が月刊少年シリウスで連載されています。

書名:獣の奏者
著者:上橋菜穂子
既刊:T闘蛇編、U王獣編、V探究編、W完結編
出版:講談社(文庫版:2009.8〜2012.8)

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
講談社
上橋 菜穂子


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獣の奏者(1) (シリウスコミックス)
講談社
上橋 菜穂子


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キャラクターの名前や用語の語感が『守り人シリーズ』と似ているのは、何か元ネタがあったりするのでしょうか。
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『剣姫―グレイスリング―』

2012/06/18 00:24
「そうとも、賜なんかほしくもない。できるものなら、君にそんなものを向けたくなかったのに」

<あらすじ>
左右違う色の瞳を持ち、賜とよばれる超人的な才能に秀でた者が産まれる世界。
なかでも殺しの賜を持つミッドランズのカーツァ姫は、王の暗殺者として恐れられている。
だが彼女はその陰で秘密組織を作り、弱き人々を助けていた。
あるとき拉致されたリーニッド王父を救出し、王子ポオとともに誘拐の黒幕を探るうち、カーツァは忌まわしき陰謀の存在を知る――強くて悩める少女の波乱の旅を描き、あまたの賞に輝く成長物語。
(裏表紙あらすじより)

割と久しぶりな気のする異世界ものファンタジーから。
ストーリーとしては王道ながら、なかなかテンポよく展開していきます。
王直属の暗殺者ながら人助けの組織を指揮するカーツァ。
己の矛盾に気づきながらもその立ち位置からなかなか進めずにいる彼女がいかに変わっていく過程が物語の大筋となっています。
そのためか、三人称形式で書かれる物語ながら、ほぼカーツァの視点でのみ語られているので、場面が切り替わってもカーツァのいない場所での出来事については殆ど描写されていません。

この世界独特の超能力として「賜」と呼ばれるものがあります。
カーツァの様な暗殺者向けの能力から、木登りの能力、息を長く止める能力。
賜は「あって当たり前」と捉えられていますが、どういった能力が発現するかは実際に使ってみるまで分からないものになっています。
このあたりの不自由さもストーリーを進めるうえで欠かせないものといえるでしょう。

本作は三部作の第一部として位置づけられていますが、第二部は過去、完結編となる第三部は未来の話となっています。
主人公も彼女以外のキャラクターが務めることになりますが、果たして翻訳されるときは来るのか…
以前紹介していた『鉄のエルフ』もその後音沙汰がないので気になるところです。

書名:剣姫―グレイスリング―
原題:GRACELING
著者:クリスティン・カショア(Kristin Cashore)
訳者:和爾桃子
出版:早川書房(2011.5)


剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)
早川書房
クリスティン・カショア


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黒幕の最期はあっさりしすぎな気もします。
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『しゃばけ』

2012/03/18 00:19
「なんてことだろう。私はその、なりそこないを、なんとかしなけりゃぁならないらしい」

<あらすじ>
江戸有数の廻船問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。
ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。
以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。
若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。
その矢先、犯人の刃が市太郎を襲う…。
愉快で不思議な大江戸人情推理帖。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。
(裏表紙あらすじより)

江戸時代を舞台とした時代劇風ファンタジー。
天下泰平の世の中だけに世界を救うような壮大なストーリーではありませんが、それだけに割と身近な、もしかしたら今でもいるかもしれない妖怪たちが登場します。
(時代こそ違いますが、エブリデイ・マジックの一形態かもしれません)
主人公の一太郎も責任感はあるものの等身大、むしろ虚弱体質である分活発ではないキャラクターとなっています。

妖怪の描写というと姿かたちで語られることが多くありますが、やはり『いかに人間と違うか』という点がクローズアップされます。
本作で登場している犬神、白沢も一太郎のお守りという立場ではありますが、一太郎が無事であればそれでよい、という残酷なまでの融通の利かなさが人間と違う存在なのだと描かれているように感じました。

本作は単行本一冊の長編ですが、続くシリーズは短編ものとなっています。

書名:しゃばけ
著者:畠中恵
出版:新潮社(2004.4)

しゃばけ (新潮文庫)
新潮社
畠中 恵


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妖怪好きな方にはこちらのWeb漫画もお勧めです。
モルモル亭(奇異太郎シリーズ):http://www.ne.jp/asahi/molmol/sky/index.htm
妖怪のたおしかた:http://web1.kcn.jp/so-u-ko-u/
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『サンドマン・スリムと天使の街』

2010/10/14 21:10
「後悔するわよ、アボミネイション。知ってる? 神はすべてを見ている――あなたのことも」
「あんたのことも見てるのか? だったら電話して助けに来てもらったらどうだ?」

<あらすじ>
11年間を地獄で過ごし、ジェイムズ・スタークは戻ってきた――この世の地獄、ロサンゼルスへと。
すべては、彼を裏切り、愛した女を殺したかつての仲間たちに復讐するためだ。
だが、力を増した相手の抵抗に遭い、さらにネオナチ・グループや国家安全保障省の乱入で、スタークの復讐にはよけいな使命が課されてゆく……
タフで狡猾な一匹狼の神も恐れぬ戦いをノワールの香り豊かに描く傑作ハードボイルド・ファンタジイ!
(裏表紙あらすじより)

アメコミコスチュームのないスポーン、或いは現代版ガン×ソード。
さらに外連や皮肉をたっぷり詰め込んだらこんな作品ができるのでは、と思います。
普通の人々にとっては普通の街でありながら、裏の顔は魔法使いや悪魔、天使、その他諸々の勢力が入り混じるロサンゼルスは、まさに混沌としており、物語の舞台としてふさわしい街になっています。

主人公スタークの生き様が安易に神の救いなどに頼らず、あらゆる手段を使ってでも自身の手で復讐を遂げようとするあたり、他の作品にはない泥臭さがあります。
その一方で暗くなりすぎず、神様も悪魔もまとめて皮肉で笑い飛ばす様な作風のおかげで、小気味の良い読み心地でした。

書名:サンドマン・スリムと天使の街
原題:SANDMAN SLIM
著者:リチャード・キャドリー(Richard Kadrey)
訳者:川野靖子
出版:早川書房(2009.11)


サンドマン・スリムと天使の街 (ハヤカワ文庫FT)
早川書房
リチャード・キャドリー


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『鉄のエルフ』

2010/06/19 21:07
「好きで黒い耳先を持って生まれてきたんじゃない! 好きで軍法会議にかけられたのでもない! 好きで森に向かい、追放者になったわけじゃないんだ!」

<あらすじ>
エルフでありながら、忌まわしき<影の女王>の印をもって生まれ、故郷を離れてカラル帝国軍に入った者たちの精鋭部隊<鉄のエルフ隊>。
誇り高き彼らは一年前、隊長コノワが当時の総督を殺害した咎で解散の憂き目をみた。
そして今、森には追放され孤独に暮らすコノワは、絶滅したはずの<影の女王>配下の怪物の襲撃を受ける!
ナポレオン戦争期の英国を思わせる異世界を舞台に、勇気と裏切り、恋と策謀が描かれる新シリーズ。
(裏表紙あらすじより)

主人公となるのはエルフであり帝国の将校でもあるコノワ少佐ですが、鉄のエルフ隊を構成する兵士達も曲者ぞろいで、
熟練した歩兵であるドワーフのイムト。
かたや、まだ兵士としての経験の少ないアルウィン。
失った片目に嗅ぎタバコを隠し持っているメリ。
その他にもチョイ役から頻繁にストーリーに絡んでくる兵士まで、様々な人物が登場します。
特にイムトとアルウィンの二人はまさに成長していく新兵とその教官というべき間柄で、コノワ少佐を中心としたストーリーとは別の、もう一つのストーリーの主役というべき描かれ方をしています。

原書は三部作として構成されているようですが、現在日本語に翻訳されているのはそのうちの第一部を二分冊したものになっています。
まだまだ物語は序盤なので、続刊が期待される作品です。

書名:鉄のエルフ
原題:The Iron Elves
著者:クリス・エヴァンズ(Chris Evans)
訳者:月岡小穂
出版:早川書房(2009.3〜)
既刊:炎が鍛えた闇、赤い星


鉄のエルフ 1炎が鍛えた闇 (ハヤカワ文庫FT)
早川書房
クリス・エヴァンズ


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タイトル 日 時
『姑獲鳥の夏』
『姑獲鳥の夏』 「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」 ...続きを見る

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2009/06/14 21:14
『精霊の守り人』
『精霊の守り人』 「おれは、ずっと待ってたんだ。知ってるよな。おれは、お前が誓いを果たすま で待とうと思ってた」 タンダの目に、ふっと、怒りとも悲しみともつかぬ色が浮かんだ。 ...続きを見る

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2009/04/19 22:46
『氷の城の乙女』
『氷の城の乙女』 「わからない。だけど鏡が、あのひとをぼくに与えてくれた。だからかんたんにあきらめてしまいたくはないんだ」 ...続きを見る

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2009/02/24 23:34
『妖魔の騎士』
『妖魔の騎士』 「お願いです。この喉は言葉ではちきれんばかりなのに、それが唇を通ることはできないのです。私に自由を。私が自由になって何をするか、あなたはご存知のはずです。ぜったいに」 ...続きを見る

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2009/02/08 22:13
『ようこそ女たちの王国へ』
『ようこそ女たちの王国へ』 「わたしたちのために、<かがやくコイン>が投げられた。あとはそれをつかむだけだよ」 「うん、コインをつかもう」 ...続きを見る

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2008/12/22 00:42
『精霊がいっぱい!』
『精霊がいっぱい!』 「ええ、わかるわ。の運命をこの手に握るのは楽なことじゃない。昔の人は自分たちが信じない神々の世界を滅ぼすことに誇りを抱いていたものだけど――」 ...続きを見る

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2008/11/23 23:07
『魔法の王国売ります!』-ランドオーヴァー
『魔法の王国売ります!』-ランドオーヴァー ――ようこそ、ランドオーヴァー王―― ――あなたは自身を見つけられ、そのことで、われらをも見つけられた―― ...続きを見る

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2008/10/25 22:32
『女魔術師ポルガラ』
『女魔術師ポルガラ』 「おかあさんのおっしゃるとおりに」 ...続きを見る

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2007/11/14 23:36
『魔術師ベルガラス』
『魔術師ベルガラス』 「体よくまとめるな、ガリオン。妻がもっともわしを必要としていたときに、わしが妻を見捨てたのはまぎれもない事実なんだ。わしが出かけたりしなければ、事態は大きく変わっていたかもしれん」 ...続きを見る

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2007/11/04 23:06
『タムール記』
『タムール記』 「当然でしょ。政治とはそういうものだわ――不正、裏切り、インチキ」 「ひどいものだ!」 「もちろん。だからこんなにおもしろいのよ」 ...続きを見る

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2007/10/21 00:46
『十二国記』
「自分が一番可哀想だって思うのは、自分が一番幸せだって思うことと同じくらい気持ちいいことなのかもしれない」 ...続きを見る

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2007/07/28 01:27
『エレニア記』
<あらすじ> 代々王家の擁護者としての勤めを果たしてきた聖騎士スパーホークが流刑の地より戻ってきた。 彼が守るべきエレニアの女王エラナは謀略によって毒を飲まされ、生死の境をさまよっていた。 聖騎士団の魔術の教母セフレーニアはエラナを水晶に封印し、一時的に毒のまわりを押さえ込む。 魔法の続く一年以内に彼女を助ける術を見つけ出すために、スパーホークは再びエレニアを離れ、従者のクリク、セフレーニアらと共に旅に出た。 ...続きを見る

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2007/06/24 00:46
『六番目の小夜子』
『六番目の小夜子』 「――つまりな、学校というのはまわっているコマのようなものなんだな。いつも、同じ位置で、まっすぐ立ってくるくる回っている」 ...続きを見る

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2007/04/17 22:34
『マロリオン物語』
『マロリオン物語』 <あらすじ> 宿敵トラクとの戦いを終え、ガリオンはリヴァの王、西方の大君主として西方の諸王国に君臨した。 だが数年の後、「アルダーの珠」が赤く輝き、不気味な警告を発した。 「ザンドラマスに気をつけよ!」 その言葉の真意を知る為、ガリオンはベルガラスと共に紐解く。 そこにあったのは新たな「闇の子」の出現を知らせる一節。 まだなされていない予言を完結させる為、ガリオンはかつての旅の仲間ベルガラス、ポルガラらと共に再び旅に出る。 ...続きを見る

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2006/10/21 01:36
『ベルガリアード物語』
『ベルガリアード物語』 <あらすじ> かつて邪神トラクは兄神アルダーから強大な力を持つ宝石「アルダーの珠」を奪い、戦乱が起こった。 争いの末に魔術師ベルガラスはアローン王チェレクの三人の息子と共にアルダーの珠を取り戻し、邪神トラクは眠りについた。 数千年の後の時代、センダリアの農園に住む少年ガリオンはおばのポル、ミスター・ウルフという老人、鍛冶屋のダーニクと共に旅に出る事になる。 旅の中でガリオンは様々な人物に会い、ポル、ミスター・ウルフの正体、そして自分自身の生い立ちを知る。 彼は遠い昔になされた予言を成就させる為、... ...続きを見る

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2006/08/25 21:07
『安徳天皇漂海記』
『安徳天皇漂海記』 <あらすじ> 壇ノ浦の合戦において安徳天皇は二位の尼に抱かれ、海の底へと姿を消した。 しかしその玉体は神器「真床追衾(まとこおうふすま)」によって守られ、安徳天皇は入水された時のままの姿を保っていた。 それから二十年以上の後、建暦元年。 征夷大将軍源実朝の前に、天竺の冠者という妖術師が現れる。 真床追衾によって守られた安徳天皇を実朝に託す為に… ...続きを見る

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2006/07/25 22:56
『魔術師エベネザムと不肖の弟子』
『魔術師エベネザムと不肖の弟子』 <あらすじ> 聖域の賢者エベネザムはへなぶりデーモンガックスクスとの突然の戦いによって魔法アレルギーにかかってしまう。 その症状は周囲の妖気だけでなく、自分の魔法にまで反応してくしゃみの発作を起こしてしまうというものだった。 エベネザムは治療の為に弟子のヴァントと共に「一千の禁断の悦楽の都」ヴァシタへと旅立つが、その道中には呪いの棍棒を持った戦士、エベネザム一行を狙う暗殺者、それなりに聖なる神を信奉する教団との遭遇が待ち受けていた。 ...続きを見る

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2006/07/17 23:09
『神住む森の勇者』
『神住む森の勇者』 <あらすじ> ノール帝国の王女ヘジを都から連れ出したペルカルは友人のヌガンガタと共にマング族の住む西の荒野へと向かっていた。 彼らは大鴉の神カラクの思惑により、大河の神を殺す為にその源流であるシェレングへと赴く事になる。 一方大河の神もヘジを連れ戻す為、ペルカルに殺された暗殺者ゲーを「魂食い」として蘇らせ、その後を追わせた。 ...続きを見る

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2006/05/31 01:54
『水の都の王女』
『水の都の王女』 <あらすじ> 大河の神の力を授かり、その力によって王が統治するノール王国という国がある。 その国の王女ヘジは「暗闇の階段」へと連れ去られた年上のいとこ、デンを探し求めて地下の宮殿へと足を踏み入れる。 一方北の大地では族長の息子ペルカルが「森の主」に会うべく、さらに北の森へと赴こうとしていた。 ...続きを見る

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2006/05/18 02:57
『風神秘抄』
『風神秘抄』 <あらすじ> 平安末期、平治の乱において源義平に従った草十郎は敗走の途中で幼い源頼朝を助け、一行から離れてしまう。 彼は盗賊を生業とする正蔵により一命を取り留めるが、そこへ現れた人語を解するカラス、鳥彦王から義平が捕縛され、首を落とされた事を聞く。 草十郎は正蔵の反対を押しのけ、京へと戻った。 獄門にさらされた義平の首を目にし、絶望した草十郎は六条河原で死者の魂鎮めの舞を舞う少女、糸世に出会う。 ...続きを見る

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2006/05/13 02:03
『夜明けのヴァンパイア』
<あらすじ> ヴァンパイアのルイは若者に自らの出自を語り始めた。 何故自分がヴァンパイアとなったのか。 何者が自らをヴァンパイアに変えたのか。 そして同じ主人からヴァンパイアとなった少女クロウディアとの生活の事。 若者はヴァンパイアへのインタビューを続ける。 ...続きを見る

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2006/04/23 22:56
『ICO―霧の城―』
『ICO―霧の城―』 <あらすじ> 頭に角の生えた「生贄の子」イコ。 イコの角が大きく伸びるとき、彼は生贄として「霧の城」へと送られる事になっていた。 十三歳になり、「生贄の刻」を迎えたイコは帝都の神官によって霧の城へと連れていかれる。 彼は霧の城を彷徨うが、場内の塔で巨大な籠に閉じ込められた少女と出会った。 ...続きを見る

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2006/04/19 21:42
『エルリックサーガ』
『エルリックサーガ』 <あらすじ> メルニボネの皇帝、エルリック8世は白子として生を受け、魔法や薬の助けなくしては生きられない体であった。 野心家の従弟イイルクーンの策略により恋人にして従妹のサイモリルを探す中でエルリックは魔剣「ストームブリンガー」の所有者となるが、魔剣の呪われた運命により、自らの手でサイモリルの命を奪い、自らの国をも滅ぼしてしまう。 ツ黴? ファンタジー小説に登場する「呪われた魔剣」は幾つもありますが本作に登場する「ストームブリンガー」は特に有名なものといえるのではないでしょうか。 また自らの意思... ...続きを見る

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2006/04/16 20:01
『ゲド戦記』
『ゲド戦記』 <あらすじ> 広大な海と多数の島から構成されるアースシー。 ゴントの少年ゲドは魔法使いオジオンにより魔法の才能を見出され、ロークの魔法学院へと送られた。 ゲドは自らの能力を伸ばしていくが、慢心により死者を呼び出し、同時に『影』をこの世に解き放ってしまう。 ...続きを見る

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2006/04/09 21:24
『薄紅天女』
『薄紅天女』 <あらすじ> 東の坂東、竹芝の地で、阿高と同い年の叔父、藤太は双子の様に育った。 ある夜、阿高の元へ蝦夷が現れ、「蝦夷の巫女の生まれ変わりだ」と告げる。 見知らぬ母の事を知る為、自分自身の事を知る為に蝦夷と共に去った阿高を追い、藤太と仲間達は阿高を探しに竹芝に現れた坂上田村麻呂と共に旅立った。 一方都では物の怪が人々を襲い、皇太子の安殿皇子(あてのみこ)もまた病に臥せっていた。 兄を救う為、皇女苑上(そのえ)は藤原仲成の手を借り、都を襲う災厄に立ち向かおうとするが…… ...続きを見る

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2006/03/24 02:45
『白鳥異伝』
『白鳥異伝』 <あらすじ> 遠子と小倶那(おぐな)は三野の橘の一族の村で双子の様に育った。 小倶那は大王の皇子、大碓皇子(おおうすのみこ)に連れられて都へ向かうが、大碓皇子の造反、大王の思惑の中で自らの出生の秘密を知り、大蛇の剣の主として自らの生まれ育った村を滅ぼしてしまう。 遠子は小倶那を討つ為に、橘に伝わる勾玉を連ねた「玉の御統(みすまる)」を求めて旅立つが… ...続きを見る

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2006/03/21 02:06
『空色勾玉』
『空色勾玉』 <あらすじ> 村娘狭也(さや)の前に現れた『闇(くら)の一族』。 狭也は彼らに「お前は闇の氏族の巫女姫、『水の乙女』だ」と告げられるが、それを受け入れられない彼女は、森の中で出会った月代王(つきしろのおおきみ)の求めに応じ、輝(かぐ)の宮へと赴く。 しかし輝の宮の奥に閉じ込められていた輝の末子稚羽矢(ちはや)との出会いが狭也の運命を大きく変えていく。 ツ黴? 当ブログ最初の本の紹介は、荻原規子さんの『空色勾玉』です。 ラジオドラマや点字訳、更には英訳もされている為、知っている方も多いのではないで... ...続きを見る

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2006/03/18 22:26

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