『六番目の小夜子』
「――つまりな、学校というのはまわっているコマのようなものなんだな。いつも、同じ位置で、まっすぐ立ってくるくる回っている」
<あらすじ>
地方の高校には、生徒の間で何年も伝わっているひとつの行事があった。
三年に一度、一人の生徒が「サヨコ」に選ばれ、その年を過ごすことになる。
「サヨコ」のなすべきことはただ一つ。
それを自分が「サヨコ」であることを悟られずにやり遂げられれば、その年の「吉きしるし」になるというものであった。
六人目の「サヨコ」が選ばれる年、高校に津村沙世子という少女が転校してきた。
恩田陸さんのデビュー作品です。
明確にそれと書かれているわけではありませんが、学校の怪談的な要素を混ぜ込んでいます。
舞台が学校を中心に描かれているため、主人公達は春のクラス替えに、定期テストに、一喜一憂しながら生活を送っています。
しかし、その根底ある「サヨコ」の言い伝えがところどころに見え隠れし、油断したところにぞくりとさせられます。
特に沙世子の存在は、才色兼備でありながら常に謎めいた面を持っているので、ストーリーの重要なファクターになっています。
残念な点としては、沙世子の人物像がはっきりしないため、何がしたいのか分からなくなってしまうところでしょうか。
大分ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、「誰が」「何の為に」という重要な部分が欠落しているので、読んだ後に多少なりとももやもやしたものが残ってしまいます。
書名だけは昔から知っていたにも拘らず、読む機会がなかったのでそのままにしていた小説です。

著者:恩田陸
書名:六番目の小夜子
出版:新潮社(1992.7)、同(1998.8)
<あらすじ>
地方の高校には、生徒の間で何年も伝わっているひとつの行事があった。
三年に一度、一人の生徒が「サヨコ」に選ばれ、その年を過ごすことになる。
「サヨコ」のなすべきことはただ一つ。
それを自分が「サヨコ」であることを悟られずにやり遂げられれば、その年の「吉きしるし」になるというものであった。
六人目の「サヨコ」が選ばれる年、高校に津村沙世子という少女が転校してきた。
恩田陸さんのデビュー作品です。
明確にそれと書かれているわけではありませんが、学校の怪談的な要素を混ぜ込んでいます。
舞台が学校を中心に描かれているため、主人公達は春のクラス替えに、定期テストに、一喜一憂しながら生活を送っています。
しかし、その根底ある「サヨコ」の言い伝えがところどころに見え隠れし、油断したところにぞくりとさせられます。
特に沙世子の存在は、才色兼備でありながら常に謎めいた面を持っているので、ストーリーの重要なファクターになっています。
残念な点としては、沙世子の人物像がはっきりしないため、何がしたいのか分からなくなってしまうところでしょうか。
大分ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、「誰が」「何の為に」という重要な部分が欠落しているので、読んだ後に多少なりとももやもやしたものが残ってしまいます。
書名だけは昔から知っていたにも拘らず、読む機会がなかったのでそのままにしていた小説です。

著者:恩田陸
書名:六番目の小夜子
出版:新潮社(1992.7)、同(1998.8)
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