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初夏の香取・鹿島神宮巡り

2015/06/13 05:29
「日帰りで神社を見に行こう」などと思ったのは数日前の仕事中。
このところ地震が頻発していたので、地震除けを兼ねて香取・鹿島の両神宮へ行ってきました。

<佐原駅〜諏訪神社
総武線で西へ西へと向かい、到着したのは佐原駅。
佐原駅から南へ少し歩くと、諏訪神社の大きな鳥居が見えてきます。
本殿までの参道には灯篭が並んでいます。

諏訪の名を冠する神社は日本各地にありますが、総本社となるのは長野県の諏訪大社。
御祭神は日本神話の国譲りの段に登場する建御名方です。
日本神話では鹿島&香取の天津神タッグに負けて長野に追いやられたはずが、軍神という側面があるためか、広く信仰され、勢力を伸ばしています。

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入母屋造の本殿。
神社建築では国津神系だから○○造、天津神系だから○○造という区別はなさそうです。
伊勢神宮や出雲大社の様な例を除けば、地域による差が大きいのでしょうか。

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摂社である金刀比羅神社には錨が奉納されていました。
大国主命の和魂である大物主が海上交通の神としての神格を備えているためと思われます。

<諏訪神社〜伊能忠敬旧宅〜香取神宮>
諏訪神社からひたすら西へと進むと、伊能忠敬の旧宅へ行きつきました。
香取・鹿島へ行こうと思い至ったのが数日前だったという事もあり、伊能忠敬の事は全く調べていなかったので、驚きでした。
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旧宅前には小野川が流れており、船着き場があります。
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伊能忠敬大河ドラマ化!推進!という事で、佐原の各所ではいたるところにのぼりが建てられています。
マスコットキャラクターも作られていますが、流石に人のいない平日では遭遇しませんでした。

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佐原駅近くは少しさびれた住宅街でしたが、香取神宮に近付くにつれて広々とした田園風景に変わっていきました。
苗を植えたばかりの田では小魚やゲンゴロウが泳いでいます。

香取神宮
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参道で買ったみたらし団子を食べつつ香取神宮へ。

御祭神は日本神話の国譲りに登場する経津主。
「ふつのみたま」という刀剣の神格化と伝えられています。
後述の鹿島大明神と同じく、香取大明神として道場のシーンではおなじみの神様でもあります。
(SMAPの香取氏が演じた大河ドラマで『香取大明神』の掛軸が出たせいで、「ギャグはいらない!」などと雑誌に書いてしまった方がいると専らの噂ですが、本当なのでしょうか?)

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朱塗りの楼門をくぐると、檜皮葺の見事な拝殿が姿を現します。
拝殿など、多くの社殿は徳川綱吉の時代に建造されました。
虹梁や肘木の華やかな色遣いが印象的です。

宝物館の一階では巡洋艦香取にまつわる品々が展示されています。
境内には練習艦かとりの錨も奉納されています。

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参道から少し外れた道を進むと、大鯰封じの要石に辿り着きます。
漬物石程度の大きさの石が地面から顔を出していますが、かつて水戸光圀が要石の周囲を掘らせたところ、いくら掘ってもその全容が分からなかったという逸話が伝わっています。

<香取神宮〜香取駅〜鹿島神宮駅〜鹿島神宮>
香取神宮から30分程度歩いて香取駅へ。
香取駅から鹿島神宮駅行きの電車はかなり少ない様でしたが、流石に1時間に一本は電車があるだろうと思いましたが…2時間に一本しか電車がないという有様!
つい十数分前に電車が出ていたので、1時間半も次の電車を待つことに。

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鹿島神宮の近くに有名なナマズ料理のお店があるという事で楽しみにしていましたが、お休みでした…無念。
地震封じの験担ぎならず。

鹿島神宮
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常陸国が一宮、鹿島神宮。
鹿島神宮の大鳥居は元々御影石製でしたが、東日本大震災の折に倒壊してしまったため、杉の鳥居が新しく作られました。

御祭神は言わずと知れた武甕槌。
日本神話では大体のシーンにおいて経津主とセットで登場していますが、雷神としての神格を持っているせいか、こちらの方が知名度は高いように感じられます。
鹿島大明神・香取大明神の神号は諸説ありますが、どちらも水運、航海に関するという説があるようです。

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楼門をくぐると右手に拝殿が建っています。
楼門と拝殿が一直線でないのは特徴的です。
拝殿の屋根は長い間葺き替えられていないのか、大分年季が入っています。

拝殿のほぼ正面にある宝物館には、二代目「ふつのみたま」こと、国宝「直刀・黒漆平文大刀拵」が展示されています。
刃渡りだけでも2メートル超え、全体の長さは2.7メートルにもなる長大な直刀です。
神刀の前にはレプリカ(とは名ばかりの鉄棒)が置かれていますが、とてもではありませんが刀として振れる重さではありませんでした。
尚、初代「ふつのみたま」は古事記の時代に石上神宮に移されています。

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拝殿からさらに奥へと進むと武甕槌の荒魂を祀る奥宮があります。
分かりやすい切妻造平入の流造です。
鹿島神宮境内の樹叢は茨城県の天然記念物に指定されています。

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鹿島神宮の要石(ガッカリ名所と言ってはいけない)。
写真では幣帛だけしか写っていないように見えますが、分かりにくいながらもしっかり写っています。
香取神宮と同じく、鹿島神宮の要石も地震の原因となる大鯰を封じていると伝えられています。
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大アマゾン展@科博

2015/06/01 18:15
国立科学博物館で開催されている大アマゾン展へ行ってきました。

アマゾンとは南米の北半分に広がる広大なジャングルであり、アマゾン川は世界最大の流域面積を誇っています。
その広さ、深さから毎年何らかの新種発見が報じられる、まさに秘境の地としてふさわしい地域といえるでしょう。

展示場内は分類ごとにいくつものエリアに分かれ、剥製や標本が数多く展示されています。
剥製の数が多いだけに、独特の獣臭さ?があるので、行こうという方はご注意を。

<化石エリア>
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白亜紀の海に生息していたクラドキクルス。
1mを超える大きな魚体です。

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アンハングエラは歯の形から魚食性の翼竜であったと考えられています。
また、嘴の先端は鶏冠の様に上下に張り出しており、非常に特徴のある翼竜といえます。

<哺乳類エリア>
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アメリカ大陸はユーラシア大陸から離れて久しいため、哺乳類も独特の進化を遂げています。
アリクイをはじめとする異節上目には立ち上がった時に腰の骨をロックするような機構が備わり、二足時の安定性を向上させています。
また、南米の猿は広鼻下目に分類され、独立したグループを形成しています。

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ジャガーやピューマといった食肉目は氷河期にアラスカ経由で広がっていったものと思われます。
ちなみに見分けのつきにくいジャガーとヒョウですが、ジャガーの模様が花弁+花芯、ヒョウの模様が花弁のみという違いがあります。
胴体の模様は特に顕著に違いが見て取れます。

<鳥類エリア>
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南米の鳥類には色鮮やかな羽根を持つものが多く存在します。
その際筆頭となるのはコンゴウインコの仲間でしょうか。
オオハシの仲間は東南アジアに生息するサイチョウに似ていますが、系統的にはかなり離れています。
特徴的な嘴は最近の研究でラジエーターの役割を果たすことが分かっています。

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地味な外観ですが、その特徴から一部で名高いツメバケイ。
雛の時分に限られるとはいえ、現生の鳥類でこの種のみが翼に爪を持っています。
尚、この爪は恐竜から派生した時の名残ではなく、ツメバケイが新しく獲得した形質であるようです。

<両生類・爬虫類エリア>
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カピバラやワニのみならず、人間すら丸呑みにする程の巨体を持つオオアナコンダ。
長さもさることながら、大人の胴ほどもありそうな太さを持つ最大級の爬虫類です。
会場で流れている映像では湿地帯でオオアナコンダを捕獲する様子が公開されています。

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毒を持つ両生類としてはまさに再筆頭。
吹き矢の毒に使われるのは表皮から分泌される粘液だけなので、必要量を採取した後のヤドクガエルは生きたまま逃がされています。

<昆虫エリア>
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昆虫エリアでは鱗翅目の標本が大半を占めています。
スカシジャノメやモルフォチョウはテクノロジーの分野でも注目され、スカシジャノメは透明かつ低反射率の翅を、モルフォチョウは角度によって色の変わる構造色の翅を持っています。

<水棲エリア>
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世界最大の淡水魚、ピラルクー。
舌に骨が通っているという独特の特徴を持ち、観賞魚として有名なアロワナの仲間でもあります。

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ナマズやピラニアもアマゾンを代表する魚類です。
ピラニアが凶悪な面構えの割に臆病な魚というのは割と広まっていますが、代わりにナマズ目のカンディルがその獰猛さゆえに恐ろしい生物として広まっています。

<文化エリア>
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最後の文化エリアでは先住民の使用している装飾品が多く展示されています。
樹皮布はイチジクの内皮を剥いで様々な模様を描いています。

大アマゾン展特設ページ:http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2015/amazon/
開催期間:2015/03/14-2015/06/14


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